附属平野小学校では,年に一度,近畿財務局の方に「財政教育プログラム」を
行っていただいています。
このプログラムは2014年に本校で総合的な学習の時間を使って近畿経済産業局の方が
授業をしてくださったのをきっかけとして,こうした授業をプログラム化して広めることが
できないかと近畿財務局の方々を連携して実現に至りました。
当時,近畿財務局の中でも財政に関する教育を行いたいという考えがあったことから,
試行錯誤の末に財務教育プログラムが完成し,結果,この財政教育プログラムは全国展開
されるまでとなりました。
ですので,本校はこの全国展開されている財政教育プログラムの起点校ということになります。
また,これまでは,近畿財務局の方々に毎年本校に来ていただき財政教育プログラムを
行っていただいておりましたが,本年度は,さらに新しい取り組みということで
大阪教育大学との連携を行いました。
まず近畿財務局の方々が大阪教育大学にて学生さんたちに財政教育プログラムを行い,
その内容を把握した学生さんたちは,本校に来て,6年生児童に財政教育プログラムを行いました。
この日のために学生さんたちは何度も打ち合わせを行い,授業展開がスムーズに
いくように努力したそうです。この展開は,教員養成のための有意義な機会である
と考えられ,財政教育プログラムが教員を目指す学生の方々にとっても貴重な教育プログラム
であることが窺えます。
また,学生さんたちから財政についてのお話をきいた本校の児童は,
いわゆる専門家の方々からのお話とはまた違った雰囲気で財政というもの
について身近な感覚で考えることができたようです。
今後も,近畿財務局の方々や大学と連携し,このような連携型の財政教育を推進していけたらと思います。